経験専門家の成長日誌「あしあと」11歩目
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今回の閲覧難易度は…? ★★★★★
目次
はじめに・注意点
赤鼻のトナカイ
赤鼻のO
はじめに・注意点
皆さんこんにちはコラム担当、担当Oです。
今このコラムを書いているのは12月…クリスマスや大掃除、イベントが沢山ですね!
今回はクリスマスが近づいてくると私が毎年思い出す嫌な思い出について話していけたらと思います。
今回のテーマは【赤鼻のトナカイ】です。
今回は「あしあと」で取り上げますが「足跡」に匹敵する濃さだと思いますので苦しくなりそうでしたら無理はしないでくださいね!
ではでは、「あしあと」枠なのであっさりと行きますよ。
赤鼻のトナカイ
私がひきこもりになる前の最後のクリスマス、学校はクリスマスムード。
校内のいろんな場所にクリスマス風の折り紙が飾られ、音楽の授業でもクリスマスソングを歌う等…みんながクリスマスを楽しみにしていました。
私はそのころサンタさんというものを信じなくなっていましたが、お小遣いというシステムがなかったのもあってクリスマスのプレゼントを心待ちにしていたように思います。
体質なのか、思春期だからなのか、それともいじめを受けていたからなのか、そのころの私は顔に出来物…ニキビが出来ていました。
私以外にもできている人はたくさんいたように思いますが、いじめっ子は私を選びました。
私の学校は給食の時間帯、放送委員が校内放送で音楽を流してくれるのですが、その日流れたのは「赤鼻のトナカイ」でした。流す曲がなかったのかその日は給食の時間ずっと流れていました。
赤鼻のO
そして給食が終わり昼休み、それは起きました。
いじめっ子の集団が私を囲み「さっきの曲お前じゃん」と笑い、赤鼻のトナカイの「トナカイ」を私の名前に変えて歌い始めました。
もちろんというか、曲の中にある「ピカピカのお前の鼻が役に立つのさ~」は省かれました。
相当な屈辱でしたが私は寝たふりをして机に突っ伏し、彼らが飽きるのを待っていました。
しかしそれはクラスに波及してしまいました。
女の子がくすくす笑い始め、所謂陽キャと呼ばれる人たちが合唱に参加し始めるともう一瞬でクラスの半分以上に広がりました。集団心理というものが働いたのでしょうか。
私は顔を机に伏せたまま涙を流していました。その後の授業は涙をこらえるので内容が頭に入ってきませんでした。
その翌日から私はマスクをつけ始めました。
この出来事があってからもう何年も経ちましたが私は今もマスクを外せていません。
顔を晒すのが怖いのです。
自分でもその場の皆が皆悪意を持って歌っていたとは思いません。「その場のノリ」ということもあったと思います。
それでもどうしても割り切れないのです。彼らはもうこの出来事は欠片も覚えていないと思います。しかし私は忘れたくても忘れられないのです。
今年もクリスマスがやってきました。
待ちの色々なところからクリスマスソングが流れてきます。もちろん「赤鼻のトナカイ」も…
…
……
………
まだ深掘りはできるのですが、「あしあと」ということもあって一度ここで終わらせてください。
今後の「足跡」にて取り上げるかもしれません。続きはまたその時に…
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