相談することを諦めてしまった…。でも、助けてほしい!つながりがほしい!!
本人
今までいくつもの支援機関に相談しました。「〇〇(集団に慣れるための集まり)に相談しに行ってください」と毎回言われ、いつも助言通りに紹介されたところに行きました。それらのどこの集まりに参加しても自分から話をすることができないために、毎回社会参加やつながりつくりなどを断念してきました。それでも相談する機会があるごとに「集団に入るサポートをしてほしい」とお願いしてきましたが、「そこまではできない…」と断れつづけてきました。その結果、支援してくれる人がいても「集団に入るサポートをしてほしい」ということを言えなくなりました。
自身が望む「解決」が手に入りそうな最後の最後のところで、橋渡しをしてもらえる、背中を押してもらえる、あるいはスモールステップでの取り組みをサポートしてもらえることがなかったという相談がよくあります。このようなケースでは、課題を解決しようとそれまでに頑張って相談して取り組んできた人ほど、自信をなくしてしまいます。サポートしてもらえない環境に怒りを覚えてしまいます。
相談することを諦めてしまいます。 このような状況に陥ってしまった相談者の方をサポートするには、「親身になって、相談者に寄り添い、気持ちや想いなどを理解しようとする」ことが大事になります。存在を尊重されながら何気ない対話を続けていくことが、支援として重要になります。そのため、我々は相談者の方が話したいこと・やりたいことについて、お話をまずは聞かせていただいています。