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経験専門家の成長日誌 「あしあと」6歩目

経験専門家の成長日誌「あしあと」6歩目

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こんにちは、コラム担当の担当Oです。

さてさて…前回から次回予告の方休止させていただきました。

今回のテーマは…じゃじゃん!【家族会】です!

今回は家族会についてお話ししたいと思います。チラシやHPに掲載されている家族会…正直なところこれって何?という方に向けてちょっとした裏話を含めてお話できればと思っています。

 

ただただ家族会あります!って言われてもある程度の形がつかめないと中々一歩を踏み出すのは難しいのではないでしょうか?

そんな方々に向けて今回は経験専門家として参加している私が少し家族会の事を思い返してお話しします。

 

家族会ということで支援者と何家族かの間で話し合いの様な事を行っています。

ここまでは他の支援機関と同じかと思います。しかし私たちの家族会というものでは“答え”というものは提示をしないよう心がけています。

色々な経験談、お悩みが飛び交う中で自分の家族にとって役立ちそうなもの、それを自身で選んで持ち帰ってもらう。

一対一ではなかなか味わえない家族会ならではの経験を提供できるように動いています。

 

その経験を生み出すためにこの家族会では“オープンダイヤローグ形式”での対話に重きを置いています。

一般的な会話というものは良くキャッチボールに例えられるとは思います。一つのボールを投げて、投げ返して話が進んでいくと思います。

しかしここで少し違ってくるのが支援員はすぐにボールを投げ返しません。溜めこんでいくのです。

そしてご家族間でいろいろなお話がでる中で支援員に気づきが起きた時“リフレティング”というものが起きます。その際ご家族はいったん話を止めていただき“支援員の検討“を見てもらうこととなります。

私たちは皆さんの相談を受けた後、相談者さんが帰られた後に支援員の間でどんなふうに支援していくかというのを検討していくのですが、家族会ではそれを皆さんの前で行います。「心理師の視点ではこう思う」「当事者の視点だと…」etc…

皆さんの悩みに対して支援員それぞれが違う視点からの意見や感想をだすこととなります。

そして場はご家族の皆さんへ戻され、支援員の話を聞いてみてどう思ったかという風に話が展開していきます。

簡単に言えばご家族の会話のターン、支援員の会話のターンそれぞれ順番に繰り返していく。ということになります。

 

先に述べたようにこの家族会では“結論”というものが出ません。

そのため「これをこうしたらよくなる」ではなく「これならできるかも」という悩んでいるご家族やご本人にとっての“選択肢”というものが得られる。

これがこの相談窓口で開催している家族会の醍醐味ではないかと私は考えます。

 

うーん…最初は経験専門家として参加させてもらっている私の感覚や感想もいっしょに書き残せたらなー、と思ったのですが長くなってしまいそうです…

今回はここで終了させていただきます…担当Oの次回作にご期待ください!

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