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【先行公開】 経験専門家の成長日誌 「足跡」 4 【前編】

経験専門家の成長日誌「足跡」4歩目

今回の閲覧難易度は…? ★★★★

 

【先行公開】

今回更新のコラムは現在行っているリニューアル作業以前の物となります。
後編は2週間後に公開予定です。

 

 

皆さんこんにちはコラム担当、担当Oです。

今回は足跡!毎度重い話のこのコーナーですが、今回は“頑張って”軽めのお話をしていければと思っています。

 

さて今回のテーマにするものは【いじめを受けていた当時のいじめに関していない周りの人々について】です。

当時の自分にとっての唯一の助けであり、ひきこもりになるきっかけでもある周囲の人々、当時を思い出しながら書き記していければと思いますので、よろしければお付き合いください。

 

 

 

足跡1歩目に記した通り私はいじめに耐えられなくなりひきこもりとなったのですが、「いじめられに行く場所」である学校に行き続けられていたのは周りの人のおかげだと思っています。

学校に着くなり私はいじめられっ子に絡まれ恐怖の時間を過ごしていた訳ですが、自分の味方が居なかったという訳ではなかったのです。

 

学校の先生は当時コンプライアンスに敏感になっていていじめっ子生徒に何も言えないでいました。そんな時味方してくれていたのがクラスメイトでした。

実感として私をいじめていたいじめっ子は私を攻撃することで存在感を示そうとしていた、雑に言えば「女の子にいい目で見られたい」という理由で私をいじめていたと当時感じていました。(今認識が変わっているという訳でもありませんが…)

 

「こいつをボコボコにしている俺かっこいいだろ?」的に女子にアピールする彼らに対してクラスメイトの女の子は冷ややかな目線を注いでいました。

自分がいくらいじめっ子に「やめてくれ」と懇願しても止まらなかった攻撃は女の子の「やめなよ」で収まりました。

いじめられているとはいえ私も一応男の子、自分の事を情けなく思いましたが、その「やめなよ」といじめっ子が去った後に声を掛けて慰めてくれたことは自分にとって大きな心の支えでした。

男の子も直に言えばいじめに巻き込まれるため、仲裁こそしてくれはしませんでしたが、憐れんで話を聞いてくれました。

 

そんなクラスメイト達に支えられて何とか私は自分を保つことが出来たんです。

当時は「大丈夫、ありがとう。」と泣きそうなのをこらえて強がっていた私ですが、今思えばあの時もっとちゃんとお礼を言いたかったと強く思います。

先生も口出しできなかったあいつ等に勇気を出して止めてくれてありがとう。

同じ塾にたまたまなって一緒にいじめっ子の悪口をしてくれてありがとう。

 

当時は「何のために生きて何のために学校に行くのだろう」と生きながら死んでいた私ですが、本当に苦しい思いだけだったのなら今こうして文章にすることもできなかったと思っています。

 

根本的原因に触れなくても、大人に進言しなくとも、一言声を掛けてくれる、気持ちに寄り添ってくれる方が一人いるだけで私は救われていました、彼ら彼女らは自分にとってのスーパーヒーローでした。

このコラムを読んでおられる皆さんも誰かにとってのスーパーヒーローになってもらえるならばこんなにも嬉しいことはありません。

 

 

 

だからこそ「裏切り」に耐えられなかったのです。

                                    To be Continued…

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