経験専門家の成長日誌「あしあと」#29「ひきこもり時のルーティン」
経験専門家の「あしあと」~墨田区ひきこもりコラム#29「ひきこもり時のルーティン」
目次
1.はじめに(初めての試み)
2.ひきこもり時のルーティン
3.どう考えるか(いろいろな観点から)
4.まとめ(さいごに一点)
〇はじめに(初めての試み)
今日は、
「いまは無くなったけど、昔はこうだったなあ」
という見方から、コラムを始めていきたいと思います。
そして、「それはこの観点で言うと~だなあ」「一方この立場から言うとこういうことが言えるなあ」と、自分の中にある複数の視点から考察を置いていっていきたいと思います。
それは支援者としての観点であったり、ひきこもり経験者としての自分だったり、さまざまなのですが。
ひきこもり渦中の、なんとなく感じてはいるけど言葉にしがたい「生活する難しさ」。
実態としてこういうことがあった、生活の中でここに苦しんでたんだ、ということを、皆さんにも見えるようにしたいという思いです。
なにかと、ひきこもり中の細かい実態は、外からは見えづらいですから。
もちろん具体的なエピソードは自分自身のことなのでひきこもり皆に共通のものではないのですが。
なにか参考に出来たり、感じるものもあるのではないか、と思っています。
今回、新しい書き方をします。
前回のコラムにて予告はしていましたが、いざやろうとすると、なかなか難しいもの。
ですが、今まで以上に自分の心の中を点検できる良い機会だなとも思います。
今回のテーマは、「ルーティン」です。
それでは、いきましょう。
〇ひきこもり時のルーティン
当時、わたしはいつも「朝ごはん(もとい昼ごはん)を食べたあとの過ごし方」に悩んでいました。
なんというか、自分の中にすごく「凝り固まり」のようなものがあり、どうしても、柔軟に動いたり「好きなこと」をしたりするのが、難しくなっていたのです。
当時抱えていた病気の影響もありましたが、ただ、それだけでないいろんなものの影響もあるように思います。
だいたい、起きるのは昼頃だったのですが、食べ終わった後の過ごし方が、なかなか柔軟には行きませんでした。
気持ちとしては早く外に散歩に出たい(健康のため、早くもろもろの調子がよくなるため、と当時は思っていた)。
でも、その前に「やっておかないといけない」「通過すべきノルマ」と思っていることが、私にはすごく多かった。
・「健康」でいるための姿勢を取って過ごす。
・ちゃんと一日一回トイレに入る。
・一日の内で調べるべきことを調べる。
・大量にあるスマホの写真を吟味&削除する(ノルマ付)
・音楽のアルバムを一日〇枚聴く(私は音楽マニアで、リスナーとしてこうありたいという自分流ルールが当時とても多かった)
ご飯を作るのにも時間がかかります。
「この栄養素を取らないと」「一日何個〇〇を食べる方がいいから」
と、「ちゃちゃっと済ませる」ことがどうしてもできず、一日を過ごすだけでも、なにかと時間がかかりました。
今見るとびっくりするものばかりですが。
〇どう考えるか(いろいろな観点から)
改めてみると、いろんな観点が浮かびます。
👉まず、「こういうことがあるんならひきこもるのも無理はないよなあ…」「なかなかハードだなあ」と、率直に感じました。
自分でもわかってる不合理な行動を、しかしやめられないというのは、辛いものがあると思います。
こうして、ひきこもるに至る背景がわかると、周りはもちろんですが、自分自身も、頭の整理がつくよなあ、と感じました。
👉ただ、当時の私が「あの時こうしてくれれば」と訴えかけてくる意見も、聞こえてきます。
「散歩一緒に行かない?とか、もっと声かけてくれてよかったのに」と。
そうしたら、自分流ルールからすこし離れて、もうすこし柔軟さが出てきたかもしれないなあ、と。
もちろん、母との「仲の良い」「近い」関係性ありきのものですから、一般化は出来ませんが。
👉もっと言えば、支援者として見た時に、そうした母との関係性を「活かす」道もあっただろうなとも、支援の方針として思います。
仮にいまの私が当時の私を支援するなら、やはり、母との関係に着目します。
確かに、癒着していたというか、自分の自律的な生活コントロールは出来てなかったかもしれません。
しかしだからこそ、母の「散歩いこう」との声かけに、乗りやすいともいえる。
(選択肢を与える・自由のある誘いにするというのは、前提です)
最初は母に依存するようなところがあっても、少なくとも少しずつ、「変化」は起こせるかもなあ、と思います。
自分の強すぎるこだわりから、少しずつ離れることが大事なところだなと思います。
👉あとは、そうなるに至るには、過去の生育歴など、積み重ねも大きいだろうな、と感じました。
親との関係から来ている影響、などですね。
「ノルマ的な思考」が強くなったのは、過去の歴史も大きくあると思います。
そういったところを変えていくには、自分自身で振り返ったり、(当時もしていましたが)カウンセリングも、有効かもしれないなと思います。
〇まとめ(さいごに一点)
さて。
自分自身の話について自分で色々な話を出してみる、いろんな視点を同時に導入して考えてみる、これは、正直難しいなと思いました。
ただ、とても面白いものだなとも思いました。
読んでくださった方(特に親御さん)には、一つお願いです。
こういった私の提出した見方一つ一つに、応えようとしなくていいです。
選んでいいんです。
「ケッ」と思ってもいいです。
逆にもし、いろいろ意見ある中で、いいと思うもの、光るものがあるなら、ぜひ取り入れてほしいと思います。
新しいコラムの書き方でしたが、いかがでしょうか。
最後までありがとうございました。
では、また来月。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
このコラムでは経験専門家に聞いてみたいこと、話してみたいこと、テーマ、またご意見ご要望についても募集中です!
メッセージを送っていただける方は、当HPのお問い合わせフォームよりコラムについてのことと明記の上お送りください。
お送りいただいた内容については個人情報等を抜いたうえで当コラムに掲載させていただきます。伏せておいてもらいたいこと等はお送りいただく文章にて提示をお願いいたします。
また確実な掲載をお約束するものではありません。ご了承ください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------