経験専門家の成長日誌「あしあと」14歩目
経験専門家の成長日誌「あしあと」14歩目
今回の閲覧難易度は…? ★★★☆☆
皆さんこんにちはコラム担当、担当Oです。
前回のあしあとはYoutube動画撮影についてのお話でしたね！
今回は前回テーマに挙げていた動画にも登場していた墨田区の佐野さん、中尾さんによく持ち上げられるお話について話せていければと思います。
本日のテーマは【たとえ話】です。
私は自分の感情を何かに例えて話すことが多いのですが、その中で「アトラクション」に例える感情があります。
今回はその中でも墨田区の佐野さん一押しの【バンジージャンプ】についてお話したいと思います。
皆さんはバンジージャンプを飛んだことがあるでしょうか？
私は友達に誘われた時に一回だけ飛んだ事があります。
嫌々ではありましたが友達のためと階段を上がりいざ飛び出す場所に立った時、私は動けませんでした。
５秒程度経ってからでしょうか、係員さんが私の背中を軽く押しました。
「ゔぁぁっ！ぐぁっ！」呻きながら私は落ちていきます。
ゴムで何度かバウンドした後私は地上に降り立ちました。
飛ぶ前は恐怖と少し友達を恨むような気持まであったのですが、いざ飛び終えてみると大きな充実感がありました。それこそ当時悩んでいた色々な事が出来てしまうのではないかと思えるほどでした。
今思い返すと嫌々だったとはいえ、自分自身で飛ぶと決めて私はバンジーへの階段を登り始めました。本当に嫌で無理やり連れてこられていたのだとしたら、係員さんがそっと背中を押した時、飛べていたでしょうか？
私は飛べていないと思うのです。足を踏ん張らせて抵抗したでしょう。
背中を押された時飛べたのは、そこまで自分の足で、意思で歩んだからだと感じます。
ではその一方、背中を押されなかったら飛べていたのか？
それも飛べていなかったのではないでしょうか。
私があの時自然に落ちることが出来たのは、“自分自身の意思と他人の介入”が上手く組み合わさった結果だったと思うのです。
当時はそれが私の感情の部分とつながるとは思ってはいませんでした。
しかし、今こうして墨田区の窓口でお仕事を頂き過去の自分を振り返ると、あの時飛んだバンジージャンプと重なるものがかなりあるのです。
親や支援員から「これならできるんじゃない？」と提案をされることがありました。
確かにレベルが低く取り組みやすい内容だったかもしれません。
ですが自分の準備が出来ていないときにどんなことを提案されても「私にはこんなことは出来ない」と動けませんでした。
では動けるときはどうだったのか？
その時は何かしら自分自身についてや自分の家の外に興味があるものができた時でした。
その興味があるときに他の人に提案をしてもらえると「仕方ないなぁ…」と動けることが出来たのです。(何様だよとも思いますが…)
どうでしょうか？少し重なる部分があるように感じないでしょうか？
私がひきこもりだった時、私が何か行動を起こすということはすべてがチャレンジでした。でも何かしらに興味が向いているときは幾分か緊張というものはほぐれていました。
でも今まで挑戦してこなかった私は失敗するのが怖くて踏み出せないでいました。
その時に背中をそっと押してもらうと結果はどうであれ挑戦してみる事が出来たのです。
そんな経験から“私”は何かに挑戦できるときは自分の足でもう飛ぶ直前まで知らない間に歩んでいる。しかしながらいざ飛び出そうとすると恐ろしくて飛び出せない。
だからその時にそっと背中を押してほしい。そう思うのです。
そんなところで佐野さん一押しのバンジージャンプのお話はここまでにしましょう、【アトラクションシリーズ】はまだもう少し続きます。次回もう一つのアトラクションへご案内します…
次回のテーマもお楽しみに…
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