相談窓口

こちらからご相談ください

080-9817-4740

お問いわせフォーム

経験専門家の成長日誌「あしあと」17歩目 【前編】

経験専門家の成長日誌「あしあと」17歩目 前編

今回の閲覧難易度は…? ★★★★☆

 

皆さんこんにちはコラム担当、担当Oです。

今回のテーマは【お医者さん】です。

 

皆さんはこころの病院というものに対してどのような印象をお持ちでしょうか?

私はこのコラムを書いている今現在、心療内科さんにお世話になっているのですが、行く前と通い始めた後で小さくない心境の変化がありました。

と、いうことで今回は病院に行くまでの葛藤、行ってみての変化について話せてみたらと思っています。相談とはまた違う医療方面のお話になりますが少しばかりお付き合いくださいね!

 

 

私がひきこもり状態から外に踏み出して少し経った頃、私は極度の自己肯定感の低さと過去のトラウマのフラッシュバックに悩まされていました。

 

自己肯定感の低さというものは、自分が何かを達成した時に「これは出来て当たり前」と考える一方、失敗した時に「こんなこともできないなんてお前は生きている価値がない」等と考えてしまい気持ち的に上向く要素が少ない悲しい思考。

 

フラッシュバックというものはテレビや本、動画等媒体問わずに過去のいじめ等を想起させる演出があった時にまるで自分がいじめられていた当時にタイムスリップしたような気分になって涙が出てきたり、叫んでみたりと普通に生活するうえで困った反応がいつまで経っても抜けない。

 

自分を変えようと動いてもこういった考えのせいで動くだけで傷付く。まるでイバラの藪を歩いているようなそんな状況にありました。

 

そんな中で将来を支援員さんと一緒に考えていく中で出てきたのが病院に通ってみるという選択だったのです。

言われて真っ先に感じたのは“拒絶”でした。

失礼を承知で言わせてください。こころの病院というものに対して狂人がかかるものだという印象を持っていた私は「自分は狂人じゃない!!」と通院を強く否定しました。

(ベッドに四肢を固定されて暴れている方のイメージ)

また病院にかかって薬を処方されることで自分が自分でなくなる怖さを強く感じたのを覚えています。薬を飲んで性格が明るくなったとしてそれは今の自分と同じ存在なのか?

まるで別人に体を乗っ取られてしまうような恐怖がありました。

結果として私は病院と繋がることとなったのですがやはり当初は嫌々でした。

 

上記の考え方もあり私一人では中々行くことが出来なかったのですが、そのことを支援者さんに伝えたところ、同行していただけることになりました。

やはり一人で行くという事は大変だと感じていたので、支援者さんが付いてきてもらえる事で幾分か気が楽になりました。

 

そして、いよいよ病院当日…

諸々の手続きを済ませていざ診察へ

私がかかった病院の先生は、患者さんの言葉を待ってくれる先生で、私の言葉を待っているような感じがしました。

最初の私の感覚は犯罪を自白するような感覚でした。そう感じているという時点で私は対人恐怖症の類だったのではないかとも思います。

そんな中でも私が話し出すことが出来たというのは支援者さんのおかげだったのではないかと今思い返すと感じます。

というのも私が中々話し出すことが出来ない場面で「こういうことに悩んでいるんだっけ?」と私に“Yes” “No”で答えられるように会話の糸口を作ってくださったからなのです。

 

家族が一緒についてきてくれるというのもとても心強かったでしょう。

ですが一方で思うのは、家族だったら私が発言できないときは代弁してくれるのではないかと思うのです。

その一方で話す内容をコントロールされてしまうとも感じました。

そんな形で病院に行くことになってしまうと、自分のために行くというよりかは“家族が言うから行く”になってしまい、長続きしない様に思えるのです。

 

あくまで私の感じ方ではありますが、自分のために病院に通うという事なのであれば最初は家族以外の支援者と一緒に行ってみたり等してみるのも良いかもしれませんね。

(家族は関わるなという訳じゃないです。私の場合は2回目に同席してもらいました。)

 

 

という事で、私が病院に行くまでの経緯と最初の診察までの流れでした。

今回は二部制という事で次回は後編になります。病院に通ってみての変化等を書き残せたら良いと思いますので良ければまた読んでくださいね!

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

このコラムでは経験専門家に聞いてみたいこと、話してみたいこと、テーマ、またご意見ご要望についても募集中です!

メッセージを送っていただける方は、当HPのお問い合わせフォームよりコラムについての事と明記の上お送りください。

 

お送りいただいた内容については個人情報等を抜いたうえで当コラムに掲載させていただきます。伏せておいてもらいたいこと等はお送りいただく文章にて提示をお願いいたします。

また確実な掲載をお約束するものではありません。ご了承ください。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

墨田区の公式SNSはこちら