本人
相談することを諦めてしまった…。でも、助けてほしい!つながりがほしい!!
今までいくつもの支援機関に相談しました。「〇〇(集団に慣れるための集まり)に相談しに行ってください」と毎回言われ、いつも助言通りに紹介されたところに行きました。それらのどこの集まりに参加しても自分から話をすることができないために、毎回社会参加やつながりつくりなどを断念してきました。それでも相談する機会があるごとに「集団に入るサポートをしてほしい」とお願いしてきましたが、「そこまではできない…」と断れつづけてきました。その結果、支援してくれる人がいても「集団に入るサポートをしてほしい」ということを言えなくなりました。
自身が望む「解決」が手に入りそうな最後の最後のところで、橋渡しをしてもらえる、背中を押してもらえる、あるいはスモールステップでの取り組みをサポートしてもらえることがなかったという相談がよくあります。このようなケースでは、課題を解決しようとそれまでに頑張って相談して取り組んできた人ほど、自信をなくしてしまいます。サポートしてもらえない環境に怒りを覚えてしまいます。
相談することを諦めてしまいます。 このような状況に陥ってしまった相談者の方をサポートするには、「親身になって、相談者に寄り添い、気持ちや想いなどを理解しようとする」ことが大事になります。存在を尊重されながら何気ない対話を続けていくことが、支援として重要になります。そのため、我々は相談者の方が話したいこと・やりたいことについて、お話をまずは聞かせていただいています。
この辛い経験を活かして、人のサポートをしたい。
今までのひきこもりの経験を活かして、社会・人のためになることをしたい、人生を無駄にしたくないと思っており、人を支えることで自分が助かると感じている。なにか、役に立てることはないか。
ひきこもっている状態という現象がなかなか理解しにくいものだからこそ、ひきこもり支援の現場では経験者の方々の感覚・知見・見解は非常にありがたく、参考になります。
当事者会や講演会にご参加いただき、ご協力いただけると大変ありがたいです。
まずは、相談窓口までご連絡ください。
早く変わりたいが、動けない…。何をしていいのか分からない。
ひきこもっている状態から早く脱却して、家族などに迷惑をかけたくないと思っている。
自分自身が早く変わって、動けるようになりたいのですが、何をしていいのか分かりません。
この場合、正解はありません。家族と本人に合った支援を構築する必要があります。まさにひきこもり支援の要であるオーダーメイド支援の出番になります。
まずはひきこもりの方が「自分を大事にする」ことから始められるような支援をします。「急がば回れ」とも言いますが、失敗しないで、無理なくできるスモールステップで、できることを積み上げていくことが一番の近道です。そのために、本人に合ったオーダーメイドの支援ができるよう、お話を伺いながら、無理なく、本人の望むゴールに向かっていけるよう伴走支援を行います。